耳石を動かすといい・・・NHK「ガッテン」11/16放送

内耳は平衡感覚を司る大事な器官ですが、その中に重力などの加速度を感知する耳石がたくさん存在します。(炭酸カルシウムの細かな石がたくさんあり、産毛の上に乗っかっているようです)
宇宙飛行士が地球に帰還したときに立てないくらいに筋力が衰えるのは無重力の中で耳石が動かないことが原因らしいです。座ったままでいることも無重力状態にいるようなものらしくNASAの研究によると30分に1回立ち上がることで健康維持につながるとのことです。ポイントは耳石が自律神経に直接働きかけて身体の器官を刺激したりするようです。1969年のアメリカの研究では赤ちゃんをハンモックにで1日30分揺らしてあげることでそうでない赤ちゃんより筋力が成長したとのことです。
スイマではこの点に着目した実験はされていないですが、お客さんの感想を聞いた限りではなるほどと思い当たるところです。また、ガッテンで行った実験では座っている人が30分に1回立つということを2週間続けたところ、中性脂肪や悪玉コレステロールが減少したそうです。
近畿大学医学部の梶教授のお話では病床で寝たままの患者さんには頭を持ち上げたりして動かすことで立ち上がるのと同じ効果が期待できるとのことです。耳石が動くことがポイントらしいです。
揺動ベッドは身長方向に±2cm往復で動きますので立っていれば重力方向ということになります。立ちあがるまでの移動量はありませんが、加速度を考えて設計してあり同じ原理なのかもしれません。
画期的な放送内容でした。11/22にも再放送があるようです。

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